ボトムズ脳になりかけている男が、独断と偏見で『装甲騎兵ボトムズ』劇中内用語について語ったり語らなかったり、アストラギウス銀河の世界観に関して妄想をぶちまけたりするWiki。

概要

「ザ・ラストレッドショルダー」(英題:THE UNKNOWN ”RED SHOULDER”)は、キリコ・キュービィーと元レッドショルダー隊員のグレゴルー、バイマン、ムーザによるペールゼンへの復讐、そして秘密結社製のパーフェクトソルジャーイプシロン?の誕生とその愛憎の原点を描いたOVA作品。ボトムズシリーズ初のOVAでもある。
時系列としては、ウド編とクメン編の間にあたる7214年3月の出来事。レッドショルダー創始者、ペールゼンが初めて登場し、彼が秘密結社に合流しPSの誕生に関与した理由が語られる。

あらすじ

プロローグ

アストラギウス暦7213年7月*1、レッドショルダー隊員のグレゴルー、バイマン、ムーザ、そしてキリコ・キュービィーは、突然作戦内容、任地、命令者共に不明の転属命令を受ける。レッドショルダーの絶対服従という鉄則を盾に問答無用で転属させられる四人。
キリコの乗る任地行きのヘリを、レッドショルダー創設者のペールゼン少将は一人、部屋の中から見送る。

その後、レッドショルダーは解体、ペールゼンは軍を辞め姿を消す。

再会

百年戦争?終結後の7214年3月、キリコはバカラシティーのグレゴルーを訪れる。彼の元には同じくレッドショルダー隊員だったバイマン、ムーザも合流していた。四人は廃ATから四機のスコープドッグ改(ターボカスタム)を組み上げ、デライダ高地へと赴く。

四人の目的はひとつ。かの地に潜むというペールゼンに復讐を遂げること。
彼らは、例の転属により過酷な最前線へと送られていた。グレゴルーは全身穴だらけにされた挙げ句顔に大きな縫い跡が残るほどの重傷を受け、ムーザは機密漏洩の疑いからか家族を皆殺しにされた。

四人が最前線送りで「始末」されそうになった理由は、出世には目もくれず理想の戦闘集団を作り上げようとしていたペールゼンにとって、彼らが不適格であったからであった。

レッドショルダーとして「不適格」であった彼らは、ときに反発しあいながらも、ペールゼンへの復讐心から、デライダ高地襲撃を敢行する。

しかし、キリコだけは、彼の背後にいる秘密結社?との関係を暴こうと考えていた。

誕生

四人がデライダ高地へ向かっていた頃、四人の目的地であるデライダ高地地下の植物園で、ひとりの若い男が目覚めた。傍らに佇む「プロトワン」と名乗る女から、自分の名が「イプシロン」であり、たった今「誕生」したばかりと知らされる男。
まるで自然の森のようにしつらえられた植物園の中で、フィアナに伴われて、生き物や草花や土と触れ合うイプシロン。しかし彼は、完全なる兵士・パーフェクトソルジャーとして誕生させられた存在であった。

彼らを作り上げた秘密結社?ボロー?は、攻撃衝動を組み込まれたPSに対して人間としての知識を与える教育係に、プロトワンをつけたことを危惧を抱いていた。
ボローは、PSの素体として生まれたはずが、誕生段階でキリコと出会ったことにより、プロトワンにはPSとしては有害な情緒反応が多すぎることを指摘する。

そんな矢先、カミキリムシに噛まれたイプシロンは持って生まれた攻撃衝動から、カミキリムシを力の限り叩き潰してしまう。そのことを悲しみ、カミキリムシに悪意はなかったこと、そして「死」(殺し)が哀しいものであると教えようとする。
当然ながらボローはこれを問題ありと判断、イプシロンをプロトワン(フィアナ)から引き離そうとするが、ペールゼンが現れ、「彼女は必要だ」と語る。

超人

フィアナは、「純粋な兵器として生まれたのならば、PSには人間的な感情を植え付けず、そのままでいたほうがよいのではないか」と、自らの経験−キリコとの出会いにより、兵器でありながら迷いと苦しみを抱き続けていること−から、ペールゼンに問う。
問に対して、ペールゼンは述懐する。彼自身が育て上げた戦闘集団・レッドショルダーにおいて、抜きん出た能力を持つ「完成した最も優秀な兵士」であるはずの者…キリコ・キュービィーが、同時に「全てに疑いを持ち、反抗的で支配されることを拒」み、「幼稚とも言える、余りにも人間的な弱さを持」つ、ペールゼンの築いたシステムにおける不適格者であったことを。
攻撃衝動を組み込まれたPSが、後天的にでも、「衝動」ではなく「判断」により戦う能力を獲得したとき、キリコを超える超人が生まれることになる。ペールゼンの目論見はそこにあった。
そしてその帰結は、最終的に「キリコとイプシロンの対決」へと行き着く。

戦慄し動揺するフィアナに、ペールゼンは語る。「キリコは機械ではなく、人間の手により殺されなければならない」と。

衝突と和解

デライダ高地襲撃前夜、夕餉の席でムーザは襲撃作戦から降りると言い出す。原因は再会後彼と度々いがみあってきたバイマン。ムーザは何かと軽口を叩くバイマンに「他人の痛みが分からねぇ野郎と戦うのはお断りだ」と吐露し、バイマンとムーザは喧嘩を始める。しかしバイマンは反撃せず殴られる一方。疑問を持ったムーザはバイマンに詰め寄るが、そこでキリコがバイマンの右手に火を着ける。燃える手袋…その下から出てきたのは、金属製の義手であった。バイマンもまた、前線の苛烈な戦いで深手を負っていたのであった。
キリコは言う。「やせ我慢はよせ…度が過ぎるのは、見ていて辛い」。

翌日、彼らはペールゼンの潜伏先と思われる、デライダ高地の基地跡にたどり着く。基地の入り口を見張る中、バイマンはムーザに対して謝罪し、何かを告げようとする。しかしグレゴルーはそれを「話したいことは全部胸の内にしまっておくんだ…生きて帰ったときの為にな」と制止する。

襲撃

やがて、基地の入り口からATが姿を見せる。右肩が赤い機体たち…間違いなくレッドショルダーの残党である。四人は攻撃を仕掛け、ジェットローラーダッシュの猛烈なスピードで敵陣へと突っ込んでゆく。

基地内部に侵入した四人は、迎撃する防衛機構をものともせず、ATを蹴散らしながらその深奥へと突き進む。

一方、基地の中、植物園に佇むフィアナの前に、耐圧服を着込んだイプシロンが姿を見せる。やがて基地が襲撃される事態に対して、イプシロンはフィアナの制止を振り切って駆け出してゆく。

イプシロンを追いかけて再び彼の目の前に現れるフィアナ。彼女は戦うことの前に、他者や自然を「愛すること」を知るべきだと迫る。だがイプシロンは困惑し、戦いに駆り立てられるかのように銃声のほうへと駆けてゆく。
彼はやがて、被弾したATを奪い、基地を襲撃する機体を猛然と追いかける。イプシロンはムーザ機を瞬く間に血祭りに上げるが、その様を見たキリコは、その機体にフィアナが乗っていると認識する。

イプシロンの乗ったATに追いつかれ、激しく打ち据えられるキリコ機。そこにグレゴルー機が助けに入るが、為す術もなく屠られてしまう。追い詰められたキリコ機はイプシロン機により再び容赦ない攻撃を受け、ついにキリコは機外へと放り投げられてしまう。
そこに現れるペールゼン。イプシロンに対し、生身でキリコにとどめを刺すよう命令する。しかし、イプシロンの前にフィアナが立ちはだかる。
フィアナはイプシロンに「愛する」ことの何たるかを、身を持って教えようとする…

登場人物

元レッドショルダー隊員

  • キリコ・キュービィー
    • 冒頭での階級は曹長。
    • グレゴルーの誘いに乗り襲撃に加わるべくバカラシティーを訪れるが、ペールゼンへの復讐というよりは背後の秘密結社の所業を暴きたい、といった風
  • グレゴルー・ガロッシュ
    • 冒頭での階級は先任上級曹長。
    • 転任地では「全身を穴だらけに」される。
    • デライダ高地襲撃作戦のリーダーで、野望のルーツのときほど軽口を叩かない
  • バイマン・ハガード
    • 冒頭での階級は伍長
    • 度々軽口を叩き、ムーザに絡む(が、後に謝る)
    • 自ら語ろうとしなかったが、転任地で右手を失っていた
  • ムーザ・メリメ
    • 冒頭での階級は伍長
    • グレゴルーやバイマンのように転任地で重傷を負っているような様子はうかがえないが、家族を皆殺しにされる。
      • 自らが受けた傷ではないが故に他のメンバーよりも心の傷は深いよう

パーフェクトソルジャー

  • イプシロン
    • 秘密結社により作られたPS。
    • TV版よりは外見・性格ともにかなり幼く感じられる。別人に見えてしまうくらい。
    • ただしその反応速度や戦闘能力はまさしくPSのそれである。
  • プロトワン(フィアナ)
    • 誕生したイプシロンに対し、人としての知識を与える教育係としてかり出される
    • 彼女がイプシロンに教えようとしたものは、自然や他者を愛でる気持ちであった。秘密結社側(特にボロー)はそのようなものを不要もしくは有害と捉えたが、ペールゼンはむしろ「人間によって」キリコを殺さんとする意図から彼女による教育を進めさせようとした

秘密結社

  • ボロー
    • フィアナによるイプシロンの教育をやめさせようとする
  • アロンとグラン?
  • キリイ
  • ペールゼン
    • 軍を離れたあと、秘密結社に合流。
(作成中)
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