ボトムズ脳になりかけている男が、独断と偏見で『装甲騎兵ボトムズ』劇中内用語について語ったり語らなかったり、アストラギウス銀河の世界観に関して妄想をぶちまけたりするWiki。

概要〜脈動する『黄金の脳髄』〜

ネクスタントは、赫奕たる異端?以降登場する類人兵器*1である。
赫奕たる異端の劇中では人間兵器と呼ばれるものの、戦争のために生み出された人間たるパーフェクトソルジャーとは異なる部分が多い。ギルガメスPSのように生身の人間を先天的に強化したものではなく、どちらかというとバララントPSのように後天的な改造に近い。

だが、ネクスタントは部分的改造に留まらず、体の大半が人造の器官に置き換えられており、あまつさえ血液までも『生体機能維持溶液』という緑色の液体に置き換えられている。生身のままであるのは、劇中のセリフからすると少なくとも脳くらいではないかと思われる*2
劇中では、片腕を失うなど四肢にダメージを負っても帰還後元通りに修復されている、という描写がある。人間同様痛覚はあるらしいが、『苦痛は制御できる、機能に頼るつもりはない』というテイタニアのセリフにあるように、後述する補助脳の機能により感覚の一部をフィルタリングできる。
なお、涙を流すことも可能。

ネクスタントを構成する要素は、ベースとなった人間の脳、人造器官に置き換えられた肉体、そして『補助脳』であるが、開発に関わったモンテウェルズ枢機卿は、この中で補助脳を最重要視している。
テイタニア曰く、補助脳は『戦闘時の情報処理システム』であるという。劇中でも、テイタニアの視覚情報に、補助脳が認識し解析したデータや蓄積・記録された視聴覚データが重ねられるという描写が存在する。
この補助脳は、装着した持ち主から得た各種感覚データなどにより学習を行い、持ち主の人格などに近づけることができる。また持ち主の脳が睡眠しているなど意識がない状態でも、補助脳が独立して動作しコミュニケーションをとることができる模様。モンテウェルズも赫奕たる異端第1話?で、調整のため本人の脳が眠った状態のテイタニアの補助脳と話し、テイタニアの補助脳が本人に近くなっていることの実感を口にするシーンがある。

通常時は本人の脳のまさしく補助プロセッサとして機能する補助脳だが、自分の意思で補助脳に戦闘時の判断などを委ねることもできるよう。
また、緊急時には本人の意思とは関係なく本人の脳に優先して(=オーバーライドして)作動する。劇中ではコンプラント?にてキリコ・キュービィーによりコールドカプセルに入れられようとしていたテイタニアが、補助脳のオーバーライドによりキリコを逆襲する描写がある。
また、補助脳は外部からの操作によっても強制的に作動させることができる。アレギュウムの赫い霍乱?にてATに乗ってキリコと対峙したテイタニアは、法皇となった父・モンテウェルズにより補助脳を強制作動させられ、補助脳の反応のままにキリコを完膚無きまでに撃退している。

ネクスタントは、ATを置き換える時期主力兵器を企図して開発された。しかし、ネクスタントは最終的に確たる戦果を挙げることなく全個体が死亡した。
とはいえ、ネクスタントの掲げた『ATに代わる時期主力兵器としての類人兵器』というコンセプトは、200年以上ののちに実現に至る。ネクスタントの要素を一部引き継いだ類人兵器『ロボトライブ(ニュードロイド)』が、ATに代わる兵器として戦場を駆けることになったのだ。

ネクスタントたちとその末路

赫奕たる異端?では開発を主導したモンテウェルズ?枢機卿の娘・テイタニア?がネクスタントとして登場、幻影篇?では法皇となったモンテウェルズの手下として三人のネクスタントが登場する。だが、この四人のネクスタントは最終的にすべて死亡している。

一号ネクスタント、テイタニア

初めて生み出されたネクスタントは、マーティアル第9セクタのモンテウェルズ枢機卿の娘・テイタニアである。彼女は事故により瀕死の重傷を負ったところを父によりネクスタントとして『転生』させられた。マーティアルでの地位は第十三階位『秩序の盾』。
7247年、『触れ得ざる者?』キリコ覚醒の報を受け、キリコ抹殺のために彼の収容されている宇宙工場群コンプラント?へ赴く。自らの手でのキリコの抹殺は成らなかったが、キリコがマナウラへ落下したコンプラントと運命を共にしたため、結果としてキリコ抹殺は果たされた…
はずであった。しかしキリコは生き残り、フィアナのコールドボディが運び込まれたアレギウム?へと殴り込みをかける。テイタニアはATに乗りキリコを迎え撃ち、補助脳の強制作動もあってキリコを激しく打ち据える。
乗機を破壊され、テイタニアのATに対しアーマーマグナム?一丁で、満身創痍の生身を曝して対峙するキリコ。テイタニアの勝利は確実に思えた。が…ネクスタントも、異能のもたらす奇跡の前にはなすすべもなかった。

以後、テイタニアは『触れ得ざる者』キリコとの間に運命的なものを感じるようになり、銀河をさまようキリコを陰ながら追いかける。
テイタニアとキリコが再び出会ったのは、メルキアはパレギア大陸中央に位置するグルフェー?であった。グルフェーを封鎖する『黒い稲妻旅団』とのトラブルに巻き込まれ、250対1の対決に臨むキリコに、テイタニアは加勢する*3

結果、これがテイタニアの最後の戦いとなった。武人としての誇りを持ち続け、補助脳への依存を頑なに拒み続けた彼女は、最後の戦いにおいても補助脳を装着していなかったという。

(詳細は『テイタニア?』の項で解説する予定)

モンテウェルズ配下の三人のネクスタント

幻影篇?では、キリコを追う刺客として三人のネクスタントが登場する。ウド?でのバニラ?ココナ?のシルバーウエディング記念バトリングで『レッドショルダースペシャル』に乗るはずだった選手を抹殺した上でリアルバトルでル・シャッコ?を痛めつけたり、クメン?ポタリア?大統領を握り殺したり、サンサ?ではゾフィー?に対して『地上げ屋か!』と思うような狼藉を働くなどやりたい放題。サンサからヌルゲラント?へと転送される過程でワイズマン?の手下にされ、ヌルゲラント地底でもキリコとシャッコを追いかける。
最終局面で、三人はワイズマンの意に添わないキリコを壁と一体化しながら(!)抹殺しようとするが、生身にアーマーマグナム?だけを装備したキリコに撃退される。

四人のネクスタントが、ATに乗りながら生身のキリコに敗れ去っているのは奇遇というべきなのか、それとも…

マーティアルとネクスタント


モンテウェルズによると、『人間性を無視し攻撃衝動のみをレクチャーされたPSは神を見失ったが、生まれながらの精神に(人間性を確保しつつ)戦闘支援機能を付与するネクスタントの補助脳は「信仰を守り抜く黄金の脳髄」であり、PSのような異端には該当しない』としている。

だが、アレギウムでキリコの記録を編纂しているロッチナ?は、『(戦闘のために一つしかない)脳を処理されたからこそ自らのストレスや苦悩を自覚できたPSとは異なり、脳を酷使しても(外付けされた)補助脳に頼れるネクスタントは苦痛を自覚できず、むしろ危険ではないか』と看破している。
実際に、終盤でテイタニアは、外部からの操作で『生まれながらの精神』の座たる本来の脳の機能を補助脳にオーバーライドされ、『感情のない真の人間兵器』と化する。PSの人間性の欠如を説いたはずの父・モンテウェルズのその行状により、ネクスタントがPS以上に本人の意思、そして人間性を無視し蹂躙するものであることが浮き彫りにされた。

ネクスタントからロボトライブ/ニュードロイドへ

アレギュウムの赫い霍乱?にて、補助脳の強制作動により脳をオーバーライドさせられたネクスタントが異能者たるキリコ・キュービィーに(ほぼ奇跡に近い偶然とはいえ)敗れ去ったのは、ある種象徴的な出来事でもある。

(編集中)

備考と考察

  • アニメ版孤影再びでは、各地にネクスタント研究施設が存在するとされている(ただし、テイタニアのグルフェー行き直前の時点では閉鎖が進められている)
    • となると、幻影篇の三人以外にもネクスタントが存在する可能性もないわけではない
  • ネクスタントの語源は、恐らくNext(次の)+接尾語の〜ant(人/もの)と思われる。意味合いとしては『来るべきもの(者)』というところか。
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