ボトムズ脳になりかけている男が、独断と偏見で『装甲騎兵ボトムズ』劇中内用語について語ったり語らなかったり、アストラギウス銀河の世界観に関して妄想をぶちまけたりするWiki。

概要

「レッドショルダードキュメント 野望のルーツ」(英題:RED SHOULDER DOCUMENT ”THE ROOT OF AMBITION”)は、レッドショルダー入隊当初のキリコ・キュービィーとその周辺を描いたOVA。装甲騎兵ボトムズの時系列において最も古い時期を取り扱う。

TV版でも終盤にキリコが「異能者」であることが明かされたが、さらにこのOVAにおいて、キリコが「異能生存体」であるとの設定が付与されている。同じくTV版の前日譚である後年のペールゼン・ファイルズでも、異能生存体は作品のテーマとして取り扱われている。

装甲騎兵ボトムズの単発OVAとしては唯一、既存の劇伴を使わず、全て新規に作成された劇伴が使われている作品である*1

あらすじ

プロローグ

ギルガメス星域の惑星オドン。雲も厚く特殊チャフによりレーザー探査も不可能なこの星には、吸血部隊ことレッドショルダーの基地が存在した。
アストラギウス暦7212年10月、そのオドンに強行着陸を行ったATの一団が現れたが、迎撃したレッドショルダー隊員により速やかに排除された。その一団を差し向けたのは、同じ「身内」、ギルガメス軍のネハルコ?参謀総長であった。
ペールゼンによるレッドショルダーの私物化に反感を持つネハルコは、レッドショルダー最高責任者・ペールゼンによるサンサ?攻略戦の動議に異を唱え、部隊が徹底した秘密主義に隠れて、莫大な予算により実態の不明な兵員補充を続けていることを非難する。しかしペールゼンは、軍内部からも秘匿された部隊であるはずのレッドショルダーに対し襲撃が行われたことを動議の場において明らかにした。ネハルコは第二の手段として、腹心のラーキンソンの提案により、ペールゼンの死なない兵士の追求を利用し、レッドショルダーにスパイを潜り込ませることを画策する。

共食い

最前線のいちAT乗りだったキリコ・キュービィーは、突然レッドショルダーへの転属命令を受け、レッドショルダー基地のある惑星オドンへ送られる。しかしそこで待ち受けていたのは、適性検査と称した「現役隊員対(有象無象の)新入隊員による命懸けの実戦」…「共食い」であった。「共食い」により情け容赦なく屠られるレッドショルダー候補生たちの中で、なんとか生き残ったのはキリコとカースン?を含む四名(一人は重傷のため、実質三名)だけであった。

キリコとカースンは入隊したその日のうちに、「共食い」の相手として彼らを迎え撃ったグレゴルー、バイマン、ムーザにより捕らえられ、尋問を受ける。基地指令は気に入らない隊員を消すために時折刺客を送り込むといい、彼らはキリコたちの素性を確かめようとするが、過去に触れられたキリコは何らかの発作が起こったように激しくうろたえ、拒否反応を示す。

検証

入隊から二ヶ月、キリコは基地での訓練にも参加せず部屋に籠もっていた。放置することが得策とは思えなかった基地指令のリーマン?はその対策についてペールゼンに相談するが、ペールゼンの回答は、「絶えざる訓練と精神の強化」により史上最強の軍隊を作るという彼の理念とはかけ離れた、「キリコをそのまま観察せよ」というものであった。
そして彼は言う。「優れた者がいれば、私はそれから目を背けるわけにはいかん」。「奇跡というものを私は目撃した…それは、あるのだ!」と。

そう語るペールゼンの脳裏には、若かりしときに目撃した、奇妙な光景がフラッシュバックしていた。
謎めいた研究所に眠る、緑の泡を纏った胎児。そして爆破され宇宙空間に放たれながらも、ペールゼンを見つめるその胎児の瞳…

ある日、リーマンはグレゴルー、バイマン、ムーザを呼びつける。リーマンはレッドショルダー創始者のペールゼンが生存確率の高い兵士を探しており、キリコがペールゼン直々に選ばれた兵士であることを語る。そしてその生存確率と治癒能力の異様な高さを彼らに明かし、グレゴルーらに「(データ上)不死身に近い」キリコの特異さを検証するよう命令する。

グレゴルーらはキリコの襲撃を敢行する。オドンの基地内で火器を放ちながらハデにキリコを追い回し、取り壊した予定の区画へ追い込むグレゴルーら。カースンの助けを受けるキリコだが、ついにキリコは追い詰められる。
しかし、キリコを抹殺しようとした彼らの目の前で、信じられない光景が繰り広げられる。グレゴルーがキリコの眼前で放ったはずの弾丸が物理法則に逆らうかのように逸れ、ムーザの機関銃は暴発、故障してしまう。

暴動

目の前で起こった奇跡に驚愕するグレゴルーたち。しかし、彼らは閉鎖区画の爆破によりキリコ共々抹殺されようとしていた。キリコを「お守り」として伴い脱出したグレゴルーらは反感からATに乗り込み反撃を試み、キリコもATでリーマンのいる管制室を攻撃する。それをきっかけに暴動が発生する基地。対応のため起動した自動防衛機構の無差別攻撃により、基地は阿鼻叫喚の様相を呈する。

カースンを伴い基地を脱出したキリコだったが、彼らは暴動鎮圧のため出動した部隊に追い詰められる。しかしすんでのところで不在にしていたペールゼンが基地に帰還、キリコたちの掃討は中止された。

異能

投降後、キリコはペールゼンと対面する。ペールゼンはキリコを、遺伝確率250分の1で生じる、群を抜いて生存確率の高い「異能生存体」であると語る。そして、キリコのような「遺伝的に生存を保証された兵士たちの組織」こそが真のレッドショルダーと語る。

ペールゼンは、キリコの触れてはいけない過去…メルキアの難民センターにいた10歳以前の記憶に触れようとする。過去を知り、受け入れ、苦痛を乗り越えよと迫るペールゼン。しかし、キリコはそれを拒否し、ペールゼンにのしかかる。うわごとのように何かを口走りながら…

次の瞬間、胸元に突きつけられたペールゼンの拳銃が、キリコを射抜く。ペールゼンは事なきを得るものの、キリコは部下により即死と判断され、ペールゼンの「異能生存体」の夢は終わった…

かに見えた。

驚くべきことに、キリコはその後、グレゴルーたちの目の前で蘇生する。ペールゼンの放った弾丸は、わずかに心臓を逸れていたのであった。
ペールゼンによるキリコの「射殺」を目撃し、またその後の蘇生を知ったリーマンも、キリコを異能生存体だと
(表面上は)認めざるを得なかった。だが、彼には一抹の疑いもあった。ペールゼンのキリコを生かしたいという祈りが、弾を逸らしたのではないか、と。

そして当のペールゼンは、この一件をもって認識を改めようとしていた。

「奴はあまりにも危険な存在だ…私は間違っていなかった。しかし許すわけにはいかん」

サンサ攻略戦

キリコの蘇生後まもなく、キリコ、カースン、そしてグレゴルーらは(暴動の件もあり、体よく葬り去られるために)サンサ攻略戦の最前線へと送られる。

苛烈な戦いの中、キリコはある感覚に襲われる。サンサの光景を見たことがある、そして、ここにいたことがある…と。

そんな中、度々彼に過去を探るよう促してきたカースンが、敵のバララントにより撃破される。
カースンは、自分が軍から送り込まれたスパイで、キリコをけしかけたのもレッドショルダーの行状をめぐるデータを得るためであったと語る。そして「思い出せ」と言い残し、逝く。

サンサでの戦いの中、キリコは蘇った記憶の断片について、確信を深める。
しかし、そんな彼の目の前に、突如ある者が立ちはだかる。

「キリコ…今度は俺が確かめてやる!」

キリコは、自らの過去をズタズタにした「ある集団」を相手に重ねながら、過去と対峙するかのように、彼に立ち向かう…

登場人物

レッドショルダー

  • ペールゼン
    • 異能生存体・キリコを直々にレッドショルダーに組み入れる。
    • この時点ではあまりはっきりとではなく「強くにおわせる」ような描写であるものの、幼少時のキリコを襲った張本人であったことが後にペールゼン・ファイルズで言及されている
  • キリコ・キュービィー
    • セクター21、オジリー東部第22連隊からレッドショルダーに転任させられる。
    • 先任地から負傷した状態でオドンに送り込まれるが、到着する頃には回復、共食いにおいて生き残る。
    • 当時からAT乗りとしてのセンスは高かったようだが、リーマンやマッカイからは「ペールゼンが直々に選ぶほどの能力とは思えない」と見立てられる
  • カースン
    • キリコとともに送り込まれた男。共食いを生き残りレッドショルダーに正式入隊。
    • 実はネハルコによりレッドショルダーの実態とそのデータを持ち帰るために潜入したスパイ。
      • ラーキンソンがペールゼンの「死なない兵士を求めている」ことに乗じて潜入させているため、カースンも後のバーコフ分隊?メンバーと同じように、生存確率の高い兵士だった可能性もある
  • グレゴルー
  • バイマン
  • ムーザ
  • リーマン
    • オドンでキリコたちが所属する基地の指令。通称(もしくは蔑称)「所長」。
    • ペールゼンの忠実な部下で、「史上最強の軍隊は絶えざる訓練と精神の強化によってのみ実現される」というペールゼンの言葉のみを信じてきた、という
    • 基本無表情。初登場時は無言でムチで手のひらを叩きながらキリコとカースンを睨みつけるという威圧感のある演出がされているが、キリコほど言葉少なというわけでもない
    • サンサではブレードアンテナとパイルバンカー?つきのスコープドッグを駆り、怒りとも疑念とも興奮ともつかない感情を抱えながら最終戦に臨む
    • 彼が取った最後の行動が彼の疑いによるものなのか、キリコを危険視したペールゼンがけしかけた結果なのかは不明
    • ペールゼン・ファイルズにてフルネームが「インゲ・リーマン」と設定された
  • マッカイ
    • リーマンの腰巾着。
    • オドンを収容所に例えるグレゴルーにいちいち怒る。

ギルガメス軍

  • ネハルコ?
    • ギルガメス軍の参謀総長
    • ペールゼンに対しては軍を私物化しようとしていると認識。内情を知るためオドンにATを差し向ける程度には反感を持っている模様
    • ペールゼン・ファイルズにも登場。ペールゼン失脚後もウォッカム?が台頭し悩みは尽きない
  • ラーキンソン
    • ネハルコの部下。
    • あまり目立たないが、ペールゼンの企みを利用したスパイ潜入を提案する、という大事な役所でもある

用語

  • 惑星オドン
    • レッドショルダーの訓練基地がある惑星。
    • 常に厚い雲に覆われ、上空は視界が極端に悪い。その上特殊チャフ(金属片)が散布されているためレーザー探査も不可能。
    • オドン基地周辺の地表には荒野が広がり、高く尖塔のような岩が立ち並んでいる。深い谷もあり、訓練では谷底に落ちてしまう隊員も
  • レッドショルダー基地
    • オドンにあるレッドショルダーの基地。「訓練基地」であるとされる
    • 隊員からは、基地というより収容所や監獄に近いと言われる。入隊したばかりのキリコも各所の鉄格子などからそう感じていた
    • 基地内には図書室(もしくは資料室)、隊員用パブがあり、パブには大量のオレモダビール?が陳列されていた
    • 基地には侵入者もしくは反乱者に対応するための自動防衛機構が備えられている
    • オドンにはキリコたちが所属する基地のほかにもレッドショルダー基地があるようである(劇中では「第二方面隊」が暴動の鎮圧に当たっていた)
(以下作成中)
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