最終更新: sai_tei_yarou 2018年10月23日(火) 16:29:18履歴
『装甲騎兵ボトムズシリーズ』を特徴づける二足歩行兵器。略称はAT*1。劇中でももっぱらATもしくはボトムズと呼ばれ、『アーマードトルーパー』の名称が使われたのは予告のみ。
他に作品タイトルと同じ『ボトムズ』(VOTOMS)という呼び名もあり、AT乗りを『ボトムズ乗り』と呼ぶこともある。ちなみにATに乗ることは『騎乗』(ノベライズ版?では『機乗』)と呼ばれることも。
全高4mと、ロボットアニメのロボットとしてはかなり小さい。劇中では、歩兵よりはかなり強いものの、マシンガンをもろともしない装甲も、戦艦の主砲並みの威力の弾を撃つような兵器も(普通は)持たず、しかもワンオフ機よりも量産機が登場する場面が多い、という他のロボットアニメと比べると独特の描写、位置づけになっている。
百年戦争末期では前線におびただしい量のATが配備されているが、装甲は薄く、なおかつパイロット保護のための配慮もろくにされておらず、なおかつ駆動に必要なポリマーリンゲル液が非常に可燃性の高い危険な液体であるため、危険度もおそらくは他のアニメのロボットと比較してかなり高いと思われる。資料によっては「生存率最低の兵器」とされることもある。
TV版本編は戦後から始まる話のため、大規模戦闘の最前線でのATやAT乗りがどれほどひどい扱いだったのかについての描写はあまりなかったものの、TV版の前日譚であるペールゼン・ファイルズ第1話?の渡河作戦において、人命を全く考慮していないかのような作戦でATとAT乗りがゴミのように扱われる描写がある(ただし、作戦自体の目的がキリコ・キュービィーに対する負荷実験という側面もあるため、極端な例である面は否めない)。
戦後も戦時中に作ったATやAT乗りがダブついているためか、AT乗り同士が闘技場で賭けの対象となって戦う『バトリング?』という興行が各地で行われている。
しかしながらATやそのジャンクが豊富にあると思われる割に民生利用されてるような描写は少ない。機甲猟兵メロウリンクにおいてドッパー軍刑務所で暴徒鎮圧仕様のATが稼働していたが、民間の警察などでも同様の運用がされているのかは不明。
そもそもポリマーリンゲル液の危険性を考えると、民生利用はそのままでは難しいのかもしれない。
他に作品タイトルと同じ『ボトムズ』(VOTOMS)という呼び名もあり、AT乗りを『ボトムズ乗り』と呼ぶこともある。ちなみにATに乗ることは『騎乗』(ノベライズ版?では『機乗』)と呼ばれることも。
全高4mと、ロボットアニメのロボットとしてはかなり小さい。劇中では、歩兵よりはかなり強いものの、マシンガンをもろともしない装甲も、戦艦の主砲並みの威力の弾を撃つような兵器も(普通は)持たず、しかもワンオフ機よりも量産機が登場する場面が多い、という他のロボットアニメと比べると独特の描写、位置づけになっている。
百年戦争末期では前線におびただしい量のATが配備されているが、装甲は薄く、なおかつパイロット保護のための配慮もろくにされておらず、なおかつ駆動に必要なポリマーリンゲル液が非常に可燃性の高い危険な液体であるため、危険度もおそらくは他のアニメのロボットと比較してかなり高いと思われる。資料によっては「生存率最低の兵器」とされることもある。
TV版本編は戦後から始まる話のため、大規模戦闘の最前線でのATやAT乗りがどれほどひどい扱いだったのかについての描写はあまりなかったものの、TV版の前日譚であるペールゼン・ファイルズ第1話?の渡河作戦において、人命を全く考慮していないかのような作戦でATとAT乗りがゴミのように扱われる描写がある(ただし、作戦自体の目的がキリコ・キュービィーに対する負荷実験という側面もあるため、極端な例である面は否めない)。
戦後も戦時中に作ったATやAT乗りがダブついているためか、AT乗り同士が闘技場で賭けの対象となって戦う『バトリング?』という興行が各地で行われている。
しかしながらATやそのジャンクが豊富にあると思われる割に民生利用されてるような描写は少ない。機甲猟兵メロウリンクにおいてドッパー軍刑務所で暴徒鎮圧仕様のATが稼働していたが、民間の警察などでも同様の運用がされているのかは不明。
そもそもポリマーリンゲル液の危険性を考えると、民生利用はそのままでは難しいのかもしれない。
全高4m前後のATには、下記のようなメカニズムが詰めのまれている。
- ターレットレンズ
- 『スコープドッグ』などには、頭部の光学センサのレンズを回転させてレンズを切り替える機構を持つものがある。
- 特にスコープドッグのターレットレンズはボトムズのシンボル的な扱いを受けており、スコープドッグのターレットレンズ型の腕時計やピンバッジなどが売られている。
- ちなみにターレットレンズを破壊されてもバイザーを上げて有視界戦闘を行うこともできたり、頭部を破壊されたファッティーに乗ったゾフィーが有視界戦闘を行ったりという描写もある。さらには「機甲猟兵メロウリンク」ではターレットレンズやハッチを排除してオープン仕様に改造したスコープドッグ(カブリオレドッグ)まで登場する。
- グライディングホイール(ローラーダッシュ)
- ターンピック
- 足元(大抵足側面)についている小型の杭打ち機みたいなもの。
- ローラーダッシュしてるときに地面に打ちつけることで急速な方向転換ができたり機体を高速回転させたりブレーキをかけられる。
- また、『野望のルーツ』では、AT用エレベーターに乗っているときの機体固定に使われている、という描写がある。
- アームパンチ
- 前腕部を火薬などで急速に伸ばすことで敵へのパンチ力を増す兵器。一部のATが装備
- 劇中ではパンチしたあとにアームパンチを作動させて更に強い打撃を与えたり、倒れた敵に拳をあてがってアームパンチで潰す、といった使い方をされる。
- 他に、無重力下で浮遊物にアームパンチを放って反動で機体を後退させたり、打ち尽くしたソリッドシューター?をアームパンチの力で射出して敵に当てる、といった使い方も。
- アームパンチは大抵火薬式であるようで、アームパンチを放ったあとに薬莢が排出される、という演出はしばしば印象的に使われる。アームパンチ排莢シーンはペールゼン・ファイルズのアイキャッチにもなっている。
- 火薬などで前腕を伸ばすのではなく杭を打ち込むパイルバンカー?という兵器もある。
- ちなみに機甲猟兵メロウリンクでは対ATライフル?に据え付けるパイルバンカーの薬莢がアームパンチ用薬莢と共通、という描写あり。
- 降着機構
- 全高4mくらいの小さなロボットでも搭乗席に乗り込むのは大変、ということで脚の一部を変形させてコクピットのある上半身を乗りやすい位置に持ってくる機能が降着。
- 劇中では乗り降りの他に、高所からの着地の衝撃を吸収するのに降着機構を使うといった演出もされている。
- 一般的には脚部を前方に展開し上半身を前のほうに持ってくるスタイルが多いが、バララントのファッティーは逆に脚部を後ろに展開して体育座りのような体勢で降着する。
- このおかげで個人的にはファッティーと○ッガイは二大『体育座りロボット』に
- ツヴァーク?やオーデルバックラー?のように、降着機構がないものもある。ツヴァークは小さいからわかるものの、H級のオーデルバックラーにないのはなぜなのか
ATの高い機動性は、『マッスルシリンダー』と『ポリマーリンゲル液』(PRL)によって実現されている。
マッスルシリンダーは特殊な化学繊維を束ねた人工筋肉で、ポリマーリンゲル液を動力に使う。ポリマーリンゲル液は発火性が強く爆発しやすい特性を持つ。TV版本編ではとりとめて『マッスルコンプレッサー』という用語が出てくるものの、マッスルシリンダーやポリマーリンゲル液の描写は皆無*2。ただしぶち抜かれたATがハデに爆発するという描写が多々ある。
映像内でポリマーリンゲル液について初めて言及されたのは機甲猟兵メロウリンクで、その後ペールゼン・ファイルズでより具体的に描写された。
ちなみに両者ともPRL貯蔵施設をハデに爆発させるシーンがあり、可燃性の高さをイヤというほど見せつけられる。
また、外伝小説『コマンドフォークト』では、ATがマッスルシリンダーの発熱で敵を感知するシーンや、新型マッスルシリンダーが600Kまで発熱するシーン、といった『マッスルシリンダーの発熱』の描写が見られる。
マッスルシリンダーは特殊な化学繊維を束ねた人工筋肉で、ポリマーリンゲル液を動力に使う。ポリマーリンゲル液は発火性が強く爆発しやすい特性を持つ。TV版本編ではとりとめて『マッスルコンプレッサー』という用語が出てくるものの、マッスルシリンダーやポリマーリンゲル液の描写は皆無*2。ただしぶち抜かれたATがハデに爆発するという描写が多々ある。
映像内でポリマーリンゲル液について初めて言及されたのは機甲猟兵メロウリンクで、その後ペールゼン・ファイルズでより具体的に描写された。
ちなみに両者ともPRL貯蔵施設をハデに爆発させるシーンがあり、可燃性の高さをイヤというほど見せつけられる。
また、外伝小説『コマンドフォークト』では、ATがマッスルシリンダーの発熱で敵を感知するシーンや、新型マッスルシリンダーが600Kまで発熱するシーン、といった『マッスルシリンダーの発熱』の描写が見られる。
※詳細な一覧はAT一覧を参照
ATは重さによりL(ライト)級、M(ミッド)級、H(ヘヴィー)級の3つの等級に分けられる。スコープドッグはM級で、トータス系やダイビングビートルはH級、ツヴァークはL級となる。
なお、ATの機種名についてはTV版本編では基本使われないが、例外的にボローのセリフ中でブルーティッシュドッグとスコープドッグが、ゴウトのセリフ中でベルゼルガが言及され、OVA「機甲猟兵メロウリンク」ではバララント兵がギルガメスのATを「ドッグ」と呼ぶシーンがある。
ATは重さによりL(ライト)級、M(ミッド)級、H(ヘヴィー)級の3つの等級に分けられる。スコープドッグはM級で、トータス系やダイビングビートルはH級、ツヴァークはL級となる。
なお、ATの機種名についてはTV版本編では基本使われないが、例外的にボローのセリフ中でブルーティッシュドッグとスコープドッグが、ゴウトのセリフ中でベルゼルガが言及され、OVA「機甲猟兵メロウリンク」ではバララント兵がギルガメスのATを「ドッグ」と呼ぶシーンがある。
- スコープドッグ(ATM-09-ST)
- ボトムズといえばこのAT。ファンからは象徴的に扱われるAT。
- 半球状の頭部と回転式ターレットレンズがデザイン上の特徴。
- 汎用性と拡張性に富み、多数のバリエーション機がある。
- フィアナの乗ったブルーティッシュドッグはスコープドッグの改造機。
- トータス系?(ATH-14系)
- H級らしいややずんぐりしたボディのAT。居住性もスコープドッグよりは高いよう。
- 頭部は三角で、スコープドッグとは異なり左右に振れない。
- 湿地帯仕様のスタンディングタートルやそれをさらにパーフェクトソルジャー用に改造したスナッピングタートル、宇宙戦仕様のスタンディングトータスMk-IIといったバリエーションあり
- 秘密結社?や神聖クメン王国?陣営がやたら使うので敵機のような印象を受けるが、れっきとしたギルガメス軍制式機であり、ペールゼン・ファイルズにもギルガメス軍機として登場(ただし岩に潰されたり酷寒地で爆死する役)
- ダイビングビートル?(ATH-06-WP)
- ストライクドッグ?(X・ATH-02)/ラビドリードッグ(X・ATH-02-DT、メルキア軍機はATH-12)
- 秘密結社のパーフェクトソルジャー用AT。M級でなくH級だが、スコープドッグの意匠を引き継いでいる。
- 青一色でセンサが4つなのがイプシロン?用のストライクドッグで、青と水色のツートンでスコープドッグっぽい三眼のターレットなのがキリコ・キュービィー用でストライクドッグのマイナーチェンジ機かつ砂漠戦仕様のラビドリードッグ。
- どちらも左手が機銃内蔵のクロー。ただしラビドリードッグ Type-Sは左手が「通常のマニピュレータに可変式のクローを追加したもの」に変更されている
- なお、ストライクドッグは劇中で『SS10』と呼ばれている
- ツヴァーク?(X・ATL-01)
- 秘密結社の作った、劇中では唯一のL級AT。
- 重さも軽いが全高も小さく、装甲は樹脂という設定がある。なお降着はない。
- 劇中では砂漠仕様(X・ATL-01-DT)が登場。
- ファッティー(B・ATM-03)
- バララント?の主力AT。赤いモノアイと丸みを帯びた筐体、体育座り式の降着が特徴的。
- 劇中では『やられ役』としての登場が目立つが、サンサ編やクエント編ではキリコが乗って活躍する場面もある。
- チャビィー?(B・ATM04)
- ファッティーより一回り小さいバララントの(ペールゼン・ファイルズ辞典での)新AT。
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