ボトムズ脳になりかけている男が、独断と偏見で『装甲騎兵ボトムズ』劇中内用語について語ったり語らなかったり、アストラギウス銀河の世界観に関して妄想をぶちまけたりするWiki。

第2話『アレギウム』あらすじ

キリコとテイタニアの戦闘により全域に火災の発生したコンプラントは、復旧不可能なほどのダメージに見舞われ、全員の退去が必要な事態となっていた。当のキリコとテイタニアとて例外ではなく、炎と爆発に追われつつ、テイタニアはキリコを、キリコはフィアナをさらった者たちを追跡する。
炎とテイタニアという二つの危機をなんとかすり抜けて追いすがったキリコだが、あと一歩のところでフィアナを取り逃してしまう。途方に暮れるキリコに、彼を追うテイタニアは軽蔑の色を隠さない。異能者たるキリコが、女に執着したか、追っ手に恐怖したかのように振る舞ったことを…だがキリコは言う。お前には恐れはないのか、と。

直後、二人は爆発に襲われる。キリコはATでテイタニアをつかみ待避、コールドカプセル射出場へ向かい、テイタニアをコールドカプセルで脱出させるべく準備をする。
一度テイタニアの体が意志に反するようにキリコを襲うものの、キリコは一瞬の隙をつき、テイタニアの機械仕掛けの手足を撃ち抜いた上で、なんとかコールドカプセルへと収めて脱出させる。だがキリコ自身は、マナウラの地表面へと落下するコンプラントに取り残されてしまう。

回収されたテイタニアは、眠りの中で、ネクスタントとして「転生」する直前のことを回想する。戦地の父の陣中見舞のとき、軍のトラックに轢かれ、瀕死の重傷を負ったことを。事故を起こした犯人を、激高した父がとっさに射殺するのを。
コンプラントの一件から三日後に目覚めたテイタニアは、父・モンテウェルズから、キリコの抹殺に成功したことを聞かされる。とともに、補助脳の機能に頼らず苦痛に耐えながら戦闘したことをやんわりと咎められる。

さらに数日後、不可侵宙域・惑星ジアゴノの聖地アレギウム。法皇の後継者指名においてグノー枢機卿に圧され劣勢のモンテウェルズは、長老会議にて「触れ得ざる者」キリコ・キュービィーの抹殺がネクスタントにより成し遂げられたことを強調する。

その頃、コンプラント落下地点・マナウラのイリーシン市を訪れたマナウラ政府軍のゴディバ軍医長は、数多くの負傷(全身火傷、脊椎損傷、頭蓋骨陥没、内臓破裂、大腿骨複雑骨折などなど)を負いつつ奇跡的に助かった患者の元を訪れるが、当の患者は十日しか経っていないにも関わらず、ベッドを抜け出すほどに回復していた…

解説

次回(第三話)予告

巡る、巡る、すべてが巡る
廻る、廻る、誰もが廻る
求めるものを知らず、縋るべきを知らず
数千年の虚妄のままに
幾千万の飢(かつ)えたる魂が群を成す
我も往く、運命(さだめ)のままに
灼けた大地に孤影を踏んで

「装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端」第三話 「巡礼」

我求むるは、唯ひとつ。

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