ボトムズ用語を独断と偏見と妄想で語るWiki - テルタイン

概要

ギルガメス軍の戦艦。
長方形の扁平な船体で、船首側はテーパーがつけられている。船体左右や船尾のエンジンノズル近くに装備された台形のフィンが特徴的。ブリッジは上面ではなく下にある。
カラリングは、他のギルガメス軍の艦艇がスコープドッグと似たような色(緑+ライトグリーンorアイボリー)なのに対して、カーキ色の一色となっている。
劇中では、戦艦というよりはATや揚陸艇を運用するための空母のような使い方をされることが多いが、サンサ編ではサンサ近傍にて、秘密結社のテルタインがバララント艦と砲撃戦を繰り広げるシーンも存在する。

TV版のテルタイン

秘密結社が惑星ベラボスから強奪し、第一話でリド襲撃の突撃隊員を送り出すために使われている。以降、サンサ編?のラスト近くまで秘密結社の旗艦的に使われる。

TV版とノベライズ版の違い

TV版ではサンサ編終了後出なくなり、クエント編?以降は形のよく似た秘密結社母艦?に交代するが、ノベライズ版?では継続して秘密結社により運用され、ワイズマンの人工天体で包囲網脱出用の艤装(副艦の追加)を施されてクエントへ至る。

ペールゼン・ファイルズでのテルタイン

秘密結社が強奪、運用した船という印象しかなかったTV版とは異なり、ペールゼン・ファイルズではモナド攻略戦?で多数のテルタイン級がおびただしい数のATや揚陸艇を降らせている。テルタイン級を横に二つ合体させた『ダブルテルタイン』や、あまつさえそのダブルテルタインをさらに横に二つ連結させた『クアッドテルタイン』とでも言うべきものまで登場する。

その他

スーパーファミコンで発売された『ザ・バトリングロード』では、最終戦の舞台が秘密結社が運用するテルタイン級である。これがTV版に登場したテルタインと同一かは不明。

アニメ版孤影再びでは、交易衛星の査察のためギルガメス軍のシャトルがテルタイン級から発進しており、7240年代においてもテルタイン級(もしくは同型の後継艦)が現役であるようだ。

考察と妄想

前述のようにテルタイン級は終戦直前のモナド攻略戦の時点で多数存在するようではあるが、秘密結社がベラボスから奪ったのは『老朽化した退役艦』とされている。加えて劇中で『テルタイン級』ではなく『テルタイン』と呼ばれているところから、秘密結社が奪ったのはテルタイン級のネームシップたる『テルタイン』なのではないかとも考えられる。

モナド攻略戦時点では大量にいたテルタイン級が、TV版では秘密結社がベラボスから奪った一隻しか出てこないところからすると、終戦前後にはテルタイン級の大半はモナド攻略戦で失われ、老朽化に伴い退役した(ネームシップ含む)あまり多くない初期建造のテルタイン級だけが残ったのではないか、という可能性もある。