元軍人で、素性を隠し、悪辣な手段でクメンの大荘園主となった男・スタブロス。その趣味もまた悪辣で、襲い来る
ビーラーゲリラ?をATで追い立て虐殺することを「狩り」と呼んではばからなかった。
スタブロスの私的な会合を訪れたキーク。メロウリンクはその様子を密林から窺っていた…と、そのとき、ビーラーゲリラによる襲撃が始まる。しかしゲリラたちは、スタブロスとその手下どもにより、みるみるうちに惨殺されてゆく。
「狩り」に興じ、「たまには骨のある獲物を」とうそぶくスタブロスたちを、一発の銃弾が襲う。それは猟兵が使う対ATライフルのものであった。スタブロスはそれを、メロウリンクの襲撃と直感した…スタブロスの正体は、元プランバンドール機甲大隊のスヌーク少佐だったのだ。
スヌークたちは猟兵の仕掛けた罠をかいくぐりつつ追い立て、猟兵をついに「狩る」。しかしそれはメロウリンクではなく、年端もいかないゲリラの少女であった。
ゲリラの猟兵との戦いに満足し、夕日を愛でながらワインを味わおうとするスヌークに、キークは警告を残して去ってゆく。
そしてそこに、ひとつの認識票が投げ込まれる…