アストラギウス暦7247年。
再開戦から32年が経過し、ATの姿形こそ変わらないものの、兵士の消耗率の高さから負傷兵の運搬技術は高まり、コールドカプセルが用いられるようになっていた。
その負傷兵の入ったカプセル群の中に、その年代のものとは異なる形状のものが紛れ込む…それは再開戦時、コールドスリープに入った
キリコ・キュービィーと
フィアナの入ったカプセルであった。
惑星マナウラ軌道上の「コンプラント」にて、業者により蘇生処置が行われたキリコとフィアナであったが、フィアナは蘇生不良状態となり、その上キリコから引き離されてしまう。
マーティアルの聖地・アレギウムの長老会議は、マナウラのモンテウェルズ枢機卿に特使を遣わす。彼はソノバ議定書により「触れ得ざる者」とされていたキリコが蘇生したことをモンテウェルズに伝え、回収ポイントの教区の責任により、キリコ蘇生を信仰に導くか抹殺せよと迫る。アレギウムの陰謀ではという声も出る中、モンテウェルズは類人兵器化された娘・テイタニアを、その能力の示威のため、キリコの元に遣わすことにする。
蘇生されたキリコを追いコンプラントを訪れたテイタニアは、数々の妨害を難なく排除し、キリコと相まみえる。しかしキリコは、蘇生直後で自由の利かない体に鞭打ちつつ追跡から逃げまどう。その後ATを確保しなんとかテイタニアに反撃するキリコだが、テイタニアもまたフィアナと同じく、ただの人間ではないことを知る。そしてテイタニアは自らを
パーフェクトソルジャーではなく「
ネクスタント」である言い、そしてマーティアルの「秩序の盾」であると告げる。
その頃、彼らのいるコンプラントは、二人の戦闘による可燃性の液体(おそらくPRL?)の爆発により、危機に陥っていた…